大人向けピアノ教室の月謝の相場は?月謝以外に注意すべきことは?

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ピアノ教室って、月謝が高いイメージ……
大手のピアノ教室はブランド力だけで割高だったりする?
個人のピアノ教室は「安かろう悪かろう」にならないかな?

相応の金額ならともかく、レッスン内容に対して割高だと損した気分になっちゃいますよね。

本記事では、大人が通えるピアノ教室の月謝の相場と教室の選び方を紹介します。

この記事でわかること
  • 大手ピアノ教室の月謝の相場
  • 個人ピアノ教室の月謝の相場
  • ピアノ教室で月謝以外にかかるお金
もくじ

大人のピアノ教室の月謝の相場

ピアノ教室は、教室やコースによってどのくらいレッスンを受けられるかが異なります。
単純に比較することが難しいです。
金額が変わる主な要素は、以下です。

  • 1回のレッスン時間
  • 月何回の受講か
  • 生徒のレベル(初級者なのか、上級者なのか)
  • 生徒の年齢(子供か、大人か)
  • マンツーマンレッスンかグループレッスンか

最終的には体験レッスンなどを受けたり、受講の条件と金額を照らし合わせるなどしてご自分の納得のいく教室を決めることになります。

大手のピアノ教室と個人のピアノ教室とではさらにかかるお金に差がありますので比較してみます。

大手のピアノ教室

有名な大手ピアノ教室の月謝を比較してみました。
同じ教室でも習熟度や習いたいジャンル、レッスンを受ける時間などによって月謝は変わります。

下の表は、以下の条件で受講する場合の月謝で比較したものになります。

  • 各教室の一番スタンダードなコース
  • 1回30分
  • 年40回(1か月あたり3~4回)
  • 初心者向け個人レッスン
ヤマハカワイ島村
¥11,000~
(習熟度による)
¥8,250~
(教室による)
¥8,800~
(習熟度とレッスン時間による)
各大手ピアノ教室の月謝

個人のピアノ教室

個人で運営されているピアノ教室は、以下の条件で月謝が¥6,000~8,000の教室が多いです。

  • 1回30分
  • 年40回(1か月あたり3~4回)
  • 初心者向け個人レッスン

1回30分、月3回で月謝¥3,000の教室もあれば、¥10,000を超える教室もありますので、かなりピンキリです。
基本的には月謝だけ見ると、大手のピアノ教室に通うより、少し安くなる傾向です。

個人のピアノ教室は入会金や管理費(施設費・運営費)などが無料だったり安かったりします。
なので、実際にかかる金額はさらに大手のピアノ教室より安くなります。

参考:ピアノ教室.net

月謝以外にかかる費用は?

ピアノ教室に通うには、月謝以外にもお金がかかる部分があります。
どんなことにお金がかかるのか、大手のピアノ教室の相場と個人運営のピアノ教室の相場を比較しながら、ひとつずつ見ていきます。

入会金

入会金は、教室に通い始めるときに1回だけ支払います。
大手ピアノ教室と個人ピアノ教室それぞれの相場は以下です。

大手ピアノ教室個人ピアノ教室
¥10,000前後無料or¥4,000前後
入会金比較

大手のピアノ教室は入会金が¥10,000ほどかかる場合が多いです。
(ヤマハは教室によりますが、カワイや島村は¥11,000です)

個人運営のピアノ教室は入会金が無料のところが多く、入会金が発生したとしても¥3,000~¥5,000の教室が多いです。

管理費・施設費

教室の運営を維持するためには、ピアノのメンテナンスや事務の人件費など様々な面でお金がかかります。
そのため、教室によっては管理費や施設費、運営費などと呼ばれる料金が月謝とは別途にかかる場合があります。
基本的に、これらの費用は月謝と一緒に毎月支払うことになります。

大手ピアノ教室個人ピアノ教室
¥1,500~¥2,500無料の場合が多い
管理費・施設費比較

大手のピアノ教室は、教室にもよりますが毎月¥1,500~¥2,500ほどかかる場合が多いです。

個人のピアノ教室は、基本的に無料の教室が多いです。

教材費

大手・個人に関わらず、基本的に教材費は発生します。
教材の例としては、以下です。
大抵、実費で支払います。

  • 音楽の問題集
  • 指使いを練習するための教材
  • 生徒が弾きたい曲の楽譜

挑戦する教材によりますが、1冊¥1,000~¥3,000くらいです。

発表会・コンクールの参加料と衣装代

ピアノ教室では定期的に発表会を開催している場合が多いです。
参加者には会場のレンタル代などに充てるための発表会費を徴収されることがあります。

発表会の規模や雰囲気は、ホールを借りて大々的に行うものから公民館の音楽室などで気軽に楽しめるものまで、教室によってさまざまです。
それによって発表会費も大きく異なります。

場合によってはドレスなどの衣装を用意して出演する必要がある発表会もあります。
そうなると衣装を用意するのにも費用が掛かります。

発表会にかかる費用が気になる、参加するのが恥ずかしいかも…という方は、入会を検討する段階で下記内容を確認してみるのが良いでしょう。

  • 発表会費の金額
  • ドレスコードの有無
  • 参加者の年齢層とレベル
  • 任意参加かどうか(出たくなければ出なくていいか)

参考までに、私が通っている個人運営のピアノ教室の発表会はこんな感じです。

  • 場所:公共施設の音楽室をレンタル
  • 参加者:20代~60代の大人10名ほど
  • 観客:家族などの身内のみ
  • 発表会費:¥5,000
  • ドレスコード:なし(普段着でOK)
  • 頻度:年1回

発表会は貴重な音楽仲間との出会いの場であり、知人がいなかったとしても良い刺激になります
個人的には参加することをオススメしたいです。

ピアノの購入費・メンテナンス費

家でもピアノを練習したい!となると、ピアノを購入する必要があります。
どの種類のピアノを買うかで購入費は大きく変わります。

家庭での練習用で人気があるのは、アップライトピアノと電子ピアノです。
アップライトピアノは70万円ほど、電子ピアノは10万円ほどのものが人気です。

グランドピアノは豊かで伸びのある音が出るため、弾いていて非常に楽しいです。
しかし、高価で設置するために広い場所が必要となり入門用として買うにはオーバースペックです。
また、定期的に調律の必要があるためメンテナンス費もかかります。

一方、キーボードは安価で使用しないときは収納することも簡単です。
しかし、ピアノの練習用に購入するのはオススメしません。

キーボードは鍵盤数が少なく、打鍵(鍵盤を弾くこと)の感覚がピアノとは異なります。
ピアノは鍵盤を強くたたいた時と弱くたたいた時で音の強弱が変わりますが、キーボードはどのように打鍵しても一定の音しか出ません。
また、ペダルも基本的にはついていないものが多く、ピアノの練習には不向きです。

月謝以外のピアノ教室の選び方は?

発表会やイベントの有無

基本的に大抵のピアノ教室は年に1回発表会をしています。

「人前で弾くのはちょっと…」「家族や知り合いの前で弾ければ十分!」をいう人は発表会の無い教室を探してみるのがいいでしょう。生徒の数が少ない教室から探すと見つけやすいかもしれません。

逆に、発表会以外にもライブや音楽配信サポートなど様々なイベントを催している教室もあったりします。

あなたの目指す音楽ライフに適した教室を探してみましょう。

目指す目標や弾きたい曲のジャンルに合致しているか

あなたが弾きたい曲はクラシックですか?J-POPですか?それともサブカル系や楽譜化されていないようなマイナーな曲?
歌も教わって弾き語りをしてみたい、他の楽器や音楽全般のことも教わってみたい……なんて思っていたりしませんか?

ピアノの先生と一言にいっても得意なジャンルや今まで習得されてきたことはさまざまです。
自分が持っている目標に適した先生と出会いたいところです。

クラシック方面にとても強い特化型の先生もいれば、耳コピや編曲にも協力してくれる先生、希望すれば歌唱・声楽も教えてくれる先生もいます。

大手の教室であれば、教室のシステムによっては目的に合わせて複数人の先生を紹介してもらい、週ごとに異なるレッスンを受けることも容易だったりします。

個人の教室であれば、自分で地道に問い合わせたり体験レッスンを受けたりして目標にあった先生を探す必要はあります。
極めたいジャンルが複数であっても多芸な先生と出会えればすべてのレッスンを踏まえた指導をしてくれますから非常に効率的に学ぶことができます。

ほかの生徒のレベルや年齢

ほかの生徒さんの年齢やレベルが自分と異なった人ばかりだと、教室の入れ替わりですれ違った時や発表会の際に気まずさや居心地の悪さを覚えてしまうかもしれません。

もちろん、本来は気にする必要のないことですし、「この先生がいい!」と思える先生に出会えたのであればその教室に通うのがいちばんです。

気になる人は、入会前に雰囲気や他の生徒さんのレベルを聞いておくのが良いでしょう。

教室の立地・受講可能な時間

通いやすさも重要な注目ポイントです。
駅から徒歩圏内、駅から遠いなら駐車場があると通いやすいですよね。
趣味を継続させるには面倒くさくないことは大事です。

また、仕事が忙しくなってしまって夜遅くしか受けられない時期がある、病院や旅行などのために時々受講を振り替えたくなる可能性がある人は柔軟に受講時間を合わせてくれる教室を探す必要があります。

指導を受けられる時間と曜日も要チェックです。

まずは体験レッスンを受けてみましょう

コスパの良いピアノ教室もあれば、料金が少し高くてもそれ以上に魅力的な教室もあります。
気になった教室の体験レッスンを受けると、納得のいくピアノ教室選びがしやすいです。

体験レッスンは教室のHPやピアノ教室の検索サイトからだけでは知り得ない情報を手に入れられます。
手に入れた情報とかかる料金を照らし合わせて、納得のいく教室を見つけましょう

体験レッスンは教室によって無料の場合と料金が発生する場合があるので注意です。

「ピアノ教室のことなんて何もわからない!」という人もいらっしゃるかもしれません。
とりあえず無料の体験レッスンを探して受けてみましょう。
そのあとに、気になる教室の有料の体験レッスンを受けましょう。
「せっかくお金をかけて受けたのに○○を確認しそびれた!」なんて失敗が少なくなるのでおすすめです。

一例として、無料体験レッスンを受けられる教室のバナーを貼っておきますね。
「シアーミュージック」という教室ですが、全国各地に教室があり、その多くが駅から徒歩圏内なので「とりあえず」にももってこいだと思います。

まとめ

いかがでしたか。
まとめると、

  • 大手教室の月謝は¥10,000前後(月3~4回のマンツーマンレッスンの場合)
  • 個人教室の月謝は¥7,000前後
  • 大手教室の入会金は¥10,000前後
  • 個人教室の入会金は無料か¥4,000前後
  • そのほか施設費・教材費・発表会費・自習用のピアノ購入費でもう少しかかる
  • 体験レッスンを受けて雰囲気をつかむ、いろいろ聞いてみる

です。

体験教室にいってみる。これはマストですよ!

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